経済的事情と義母の健康問題により妻の実家に住んでいる。
これがロシアに来て半年たった今、いわゆる「同居問題」が一番しんどいと感じている。
今に始まったことではなく、来た時からかなりストレスがかかっていた。
お金、言葉、インターネット規制、ビザ。色々と問題はあるけど、一番ストレスがたまるのはこの義母だったりする。
とにかく自論が強烈で、短気。
それから何に対してもコントロールしたがる。
愚痴っぽくなってしまうけど、その一部、食事について書いてみる。
義母は以前から、とにかく異常なくらい料理を作る。
最近、4-5人の家族が使うようなサイズの大型冷蔵庫を買ってさらに加速している。
冷蔵庫が常に食べ物でパンパン。
入りきらない料理がバルコニーにまで溢れている始末。
絶対にやばい。
それに対して「なんで食べないんだ」とキレる。
ぼくはどちらかといえば食べる方だけど、食べきれない。しかも日本人にとっては高脂質、高塩分濃度なのでぜったいに健康に悪い。
(これに対してはロシア人の若い世代は、かなり気を使っている。実際、そういう食事ばかりだからロシア人は心臓病とか糖尿病が多いんだと主張するロシア人Youtuberもいる。)
そんな状況でもさらに新しい料理を作る。そして、お金が足りないと言ってさらにキレる。
もちろん食事の時間は3食決まっているし(だいたい10時、17時、23時)例外や時間変更は許されない笑
まじで笑ってしまうほど厳格に決まっている。
食事の時間が近づいてくると憂鬱ですらあるし、昼寝していても叩き起こされる。
最初のころは我慢していたが、最近はぼくもロシア語を覚えたので「太りたくないので、そんなにたくさんは食べられない。不健康だよ」と必死の抵抗をしている。
それに対して色々と嫌味とか言われるけれど、最近はもう気にしなくなった。
しかし家にいるときには、ほぼ毎日3回繰り返されるこの言い争いに疲れてきている。
妻は隙をみて、義母が作った料理をガンガン捨てる。日本人的には信じられないけど、明らかにヤバい匂いがするものもあるので仕方ないと思っている。
なら自分で料理すればいいのでは?と思ってやろうとするが、台所は義母の聖域!少し料理をしようとすると飛んできて、あれこれ指示してくる。
肉の焼き加減、そんなんじゃ味が足りない、もっと油を使えなどなど。めんどくさすぎて、もう二度とここでは料理しないと決めた。
こんな状況。
この現象を義母特有のものかと思っていたけど、それはどうやら違うらしいと分かったのは最近。Xなんかでロシア在住日本人のポストをみていると、そういう状況の人は多いらしい。
食べ物が乏しかったソ連崩壊~1990年代を経験した世代の人たちは、そういう傾向が強いことがわかった。
そこから30年以上経っているけど、やはり苦しかった記憶は忘れられないんだと思う。だから生きること=食べることっていう思考回路にきっとなっている。たとえそれが過剰であったとしても。
もちろん日本人にもそういう経験をした世代の人はいる。でも根本的に思考回路が違う。日本人はもったいない精神があるので、過剰に料理を作ったりしないし、残すのが道徳的に良くないという文化なので。
まあとにかくロシアでは異常な量の料理が作られ続けるが、自分の健康と引き換えにそれに付き合うつもりはないので、抵抗を続ける。
ロシア滞在の思わぬ強敵は身内にいた。
